『エルコールモレッティ』をご存知ですか?
東京タワー近くのとあるレストランに入った日のことです
そのお店自体はもともと5~6年前から使わせていただいてますが、
いつも料理だけでなく、お箸やお皿などこまかいところまで目で見ても楽しいなと思っていました。
そこで出てきたお皿の色の鮮やかさに、お料理そっちのけで見入ってしまったお皿が『エルコールモレッティ』。
おそらく飾り皿として楽しむ器でもあるんですが、さらっと出してしまうのが素敵なお店というもの♪
ベネチアングラスで有名なイタリア・ベニスのムラーノ。この島でモレッティ兄弟によって再生されたのが「ミルフィオーリ」と呼ばれる技法です。ミルフィオーリは「千の花」という意味で、星や花などを形どった「金太郎飴」のようなガラスの棒状のモザイク片を、様々に組み合わせ、うつわを成形していきます。
その歴史は1911年にまでさかのぼります。
飾り皿としても愉しめますがそれだけでは、もったいないですね。もとは古代ローマ時代が起源の技法です。
ガラス文化をヨーロッパに広めたヴェネツィアングラスですが、時代の変化や職人の現象と共に衰退の一途をたどった時期もありました。
しかしそこは古き良きを時代を守り続けてきたイタリア。再び工芸品・芸術品が注目を集める日が来たのです。
☆Mのマーク
『エルコールモレッティ』の作品には必ずMのマークが入っています。
透けるタイプの器では照明にかざすとMのマークが浮き上がるのです。マエストロの遊び心と作品に対する彼らの誇りが刻み込まれています♪
正真正銘イタリアのものなのにそのお店では竹箸と一緒に出すんです。
でもなぜかしっくりきてしまうのは同じ職人の魂がこめられているからなんでしょうか?
他にもこんな作品も(ネット販売もしていますが、やや値段は高め)ギフトなどに最適かも♪